手縫い針の選び方

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道具
SI4

こんにちわ。
手芸クラブ かりんとん♪です。
川崎市で小学生に手芸を教えています。

今回は手縫い針の選び方についてお話しします。

針にもいろいろと…

ひとくちに針と言ってもいろいろな種類があるのはご存知ですか?
手縫い針、ミシン針、ししゅう針、ぬいぐるみ針、ふとん針、ビーズ針、、、
あ、まち針もありましたね!
用途に応じて細かく種類分けされています。

子ども手芸でまず必要になるのは手縫い針です。単にぬいばりとも呼びます。
今日は、個人的にオススメする手縫い針をご紹介します。

手縫い針は『太さ×長さ』

手縫い針と選ぶときに大事なのは、太さです。
厚地には太い針を、薄地には細い針を選びます。
また子どもには太い針は扱いやすく、細い針は扱いにくいようです。

さらに長さも関わってきます。
細かく調べると用途はいろいろあるのですが、
持ちやすい、縫いやすい針を選べば間違いありません。

クロバー「絆」

私がもっともオススメしたい手縫い針はクロバーの「絆」シリーズです。
種類が多く、入手しやすいのが特長です。

「絆」シリーズにもいろいろな太さと長さがあり、その組み合わせで選びます。
写真左から
(太さ普通)ノ(長い)
(太さ普通)ノ(短い)
(太さ細い)ノ(短い)
ざっくり言うと、こんな風に分類されます。

長い方で約4.5cm、短い方で約3.6cm。
もちろん世の中にはまだまだいろいろな長さの針があります。

太さも微妙に違うのがわかりますか? 右端が細い針です。

子ども手芸では、初心者の子や低学年の子には長い針(三ノ五)を使ってもらっています。


なぜ初心者の子に長い針?

初心者の子、低学年の子には長い針を、と言いました。
根拠となる理由は特にありません😅
が、学童用の手芸セットに入っている手縫い針は必ず長いです(しかも太いです)。
子どもの小さな手に短い針は扱いにくいからだろうと想像します。

子どもたちを見ていると、手縫いに慣れてきたら短い針の方が縫いやすいようです。
私自身も短い針が好きですし、子どもたちの様子を見ながら順次切り替えています。

京都みすや針

少しお値段は張りますが、京都時代から受け継がれるみすや針もオススメです。

クロバーの三ノ五(左)とみすや針の三ノ五(右)を並べてみました。
写真ではわかりにくいのですが、材質が違います。
これは硬さに関係する話で、縫いやすさにも通じます。
着物のように長い長い距離を縫うとき、みすや針の威力が発揮されます。

針穴の形も違います。
みすや針(右)のほうが縦長の穴で、ふくらみがないために、糸がスルッと通ります。

私にとっては高級針です。
私自身もめったに使いませんし、子ども手芸で出すことは絶対にありません。
が、手縫いを極めたい、和服にも挑戦したい場合に是非オススメしたい針です。


袋の裏にはこんな印刷が。
ご参考までに😊

和針とメリケン針

針の分類は他にもあります。
洋裁をするならメリケン針、和裁なら和針です。

それぞれの用途に応じて作られていますし、太さ、長さも種類があります。
私の手元には、どういうわけか未使用の古い針がたくさんあります。
「もう縫いものはしないから」「おばあちゃんの形見で」と下さるのです。

大切に大切に、使わせていただいています。

結局どう選ぶ?

今回はクロバーの「絆」シリーズと京都みすや針をご紹介しました。
しかしこれ以外にもたくさんの針メーカーがあり、私も日々メーカーにとらわれず使っています。
針を選ぶときに大切なのは、針を使う本人が使いやすいかどうか、この一点です。

右から使い、右に収納するようにしています。

店頭で針を実際に手に取って試すことはできないと思います。
この記事が針選びの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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